相続した土地を少しでも高く売る方法。あなたの家、不燃特区に入っていませんか?
相続した土地、使わない土地、売ってしまう場合はできるだけ高く売りたいですよね
不動産の取引には様々な制度、法律が絡んでくるので見落としてしまうものも中にはあると思います
今回は古くなった古屋が付いている土地を売却する際に役に立つ豆知識をご紹介します
不燃特区に入っていると、解体費の補助がでる
実は東京都や23区それぞれの区は、古くなった戸建てを解体するために補助金を出しています
古すぎる建物は倒壊の危険もあるし、とっとと新しくしてもらったほうが安心というわけです
ただし、補助金は基本的に個人の方しか受けられません
宅建業者などが不動産を買い取ってから解体する場合は当然補助金は降りません
したがって、宅建業者は解体費を見込んで買値を提示します
そこで、補助金を利用して自分で解体をしてから売り渡せば、解体費用分が売値に上乗せされます
東京都の施策『不燃特区』
まずはこちらをご覧ください
木密地域不燃化10年プロジェクト:不燃化特区の取組 | 東京都都市整備局
この地域にあなたが持っている不動産が入っていれば、行政の制度をうまく使って、売値を少し上げられる可能性があります
木造住宅が密集している地域「木密」
建て替えがうまく進まないと火事の延焼や、災害時の救助活動困難が起こりうるため、行政としては対策をしたいところ
そこでエリアを定めて対策をしています
区によって補助は様々
例えば品川区の施策を見てみましょう
不燃特区内で、平成17年3月31日以前に建築された建物を対象に、解体費を最大150万円助成しています
つまり、不動産の売却の際、最大150万円手取りを増やすことができます
区によって施策は異なるので、条件や、助成金額は異なってきますが、自分の不動産が対象になるかは、絶対に調べたほうが良いです。
仲介業者からの提案はまちまち
この制度は、条件さえ合えば誰でも利用できますが、売却を相談する仲介業者から提案があるかどうかはまちまちです
単純に仲介業者が制度を知らないこともありますし、時間がかかることをめんどくさがって提案しない場合もあるでしょう
せっかく大切な資産を売却するのだから、調べられる知識はしっかり身につけて、得していただきたいです