杉本博司の集大成『江之浦測候所』日本最高峰のアート作品
江之浦測候所を作った『杉本博司』を知っていますか?
平成世代だと、知っている人と知らない人、半々くらいでしょうか
現代美術家であり、ニューヨークと東京でアート活動をしています
私が初めて杉本博司の作品に触れたのは、10年近く前に行った直島でした
それ以降も様々な場所で作品を見る機会があり、今では最も好きなアーティストの1人です
最近では東京都写真美術館での展示が非常に印象に残っています
その杉本博司が今年(2017年)に、自身の集大成といえる作品を小田原市の江の浦に発表しました
確実に日本国内のベストプレイスです
アート好き、建築好きの人はもちろんですが、今までそういうことにあまり興味がなかった人にも、全ての人におすすめしたい場所です
予約制ですが、意外と週末でも空いているので確認してみてね
杉本博司の江之浦測候所、日本を誇る建築
そんな江之浦測候所に、遅ればせながら訪れることができたので、紹介します
写真はたくさん撮ったけど、歩いて自分の目でみるのが一番です
少なめの写真でお送りします
入り口は室町時代に作られた門を再建している
レセプションはガラス張りの細長い建物でした
メインの建物。こちらには杉本博司の代表作の水平線の写真の作品が展示されています
夏至の日にはこの細長い建物をまっすぐ見る形に日の出が昇る
ガラスの能舞台。間近でぜひ見てみてください
こちらは冬至の日の、日の出が観測できるように作られている
このように、太陽の道筋を測候できるようになっているようです
先週訪れたばかりなのに、この写真を見返していたらまた行きたくなっています
杉本博司は、この建築が時間が経って部分部分が風化していくことも想像して作っているといいます
今はまだ新築の状態(と、いってもそうでないものもたくさん使っていますが)
この状態をまず見て、10年後にみて、20年後にまたみて、最後は何年後くらいに見られるでしょうか
一人の人生だと60年後くらいが最後でしょうか
そのときまたここに来れることを楽しみにしています
杉本博司の本も数冊読みましたが、難しいことがたくさん書いてあるのに面白い、いい本ばかりでした