NISA枠使い切ってしまった。積立分の残りは?積立NISAも視野に
11月も後半に入り、2017年も終わりに近づいてきました
NISAの非課税枠をいつの間にか使い切ってしまっていました
使い切るとどうなるか、書いてみました
ついでに積立NISAを利用するかどうかも検討しました
NISA枠を使い切ってしまった
毎月12日に買い付けが行われる積立の設定をしてるのだけど、今月、11月11日に楽天証券からこんなメールがきました
投資積立の買付けがおこなわれませんでした。
ファンド名:楽天資産形成ファンド(楽天525)(再投資型)
積立金額:5,000円
増額指定: -
決済方法:楽天カード
積立指定日:毎月12日
「あれー? 資金不足?口座振替はされてたはずだけどなー。」
なんて思って楽天証券のページに行ってみると、NISA買付可能額がもう全然ありませんでした
現在、NISAは120万円/年の枠なので、今年の分は使い切ってしまったということですね
今年は星野リゾートREIT買ったりしたからいつの間にか目一杯になってたのか・・・
NISAの限度額を超えた場合、積立設定はどうなる?
すでに枠いっぱいに使ってしまったのはしょうがないとして、11月、12月分の積立設定はどうなるの?通常枠で買付してくれるの?
わからなかったので楽天証券のページを探していたら、回答がありました
投信積立の買付時に、NISA買付可能額が毎月の積立額を下回っている場合、積立の買付はエラーとなり買付が行われません。
継続してお買付けなさりたい場合は、積立投信の保有口座の設定を特定もしくは一般口座に変更していただく必要がございます。
なお、当該買付が3回連続でエラーになった場合、買付の設定自体が解除されますので、ご注意ください。
ふむふむ、とりあえず年内の自動の積立はしてくれないのね
それで、 3回エラーだと積立設定が解除となる、と
私の場合、11月がエラーで、来月12月もエラーになるはずだけど、年明けは新しいNISA枠が120万円分できるわけだから晴れて積立再開となるわけだ
よくわかりました
自分の状況はわかったのだけど、問題は11月と12月の積立分の資金をどうするかだ
一般口座で積立する手もあるけど、若干管理も面倒になるので2回分はパスしてみよう
浮いた分は来年になってから、単元株をNISA枠で買い増ししたいと思います
あ、それかそろそろ米国株行こうか
通常NISAと積立NISA、今一度考える
ところで来年から積立NISAの制度が始まります
正直まったく眼中になかったけど、今回のことを機にどうしようか考えてみました
積立NISAに切替するかどうか判断するにあたって、以下の疑問点が浮かびました
疑問点
1.現行NISAと積立NISAの切替はいつでもできるのか
2.積立NISAの期間は2018年から20年?それとも利用開始から20年?
3.現行NISAから積立NISAに切り替えた場合、限度額はどういう扱いになるのか
4.切り替えた場合、それぞれの口座の保有商品はどうなるのか
1.現行NISAと積立NISAの切替はいつでもできるのか
これは年単位の切り替えはできるようです
つみたてNISA勘定と通常のNISA勘定は、年ごとに設定する勘定の種類を変更することが可能となっているため、既にNISA口座を開設しており、同じ金融機関でつみたてNISA勘定を設定する場合には、通常のNISA勘定からつみたてNISA勘定への切り替え手続(Q26 参照)をとる必要があります(その年に通常のNISA勘定で買付けを行っていた場合には、その年中はつみたてNISA勘定への切り替えを行うことができません。)
日本証券業協会『つみたてNISAに関するQ&A』より(リンクはPDFデータ)
毎年切り替えるつもりは無いし、だれもそんなことはしないと思います
ただ、積立NISA制度開始と同時に切り替えないといけないわけでは無いことがわかりました
2.積立NISAの期間は2018年から20年?それとも利用開始から20年?
日本証券業協会『つみたてNISAに関するQ&A』より(リンクはPDFデータ)
このイメージ図を見ると、いつから始めても積立NISA制度利用開始から20年間の期間、投資可能で、投資から20年間非課税期間があるように見えます
しかし、金融庁のホームページを確認すると
投資可能期間 2018年~2037年
となっていました。したがって、最大限の20年間すべてを活用するためには来年から始める必要があるようです
ここまでわかってくると、次の疑問が浮かびます
3.現行NISAから積立NISAに切り替えた場合、限度額はどういう扱いになるのか
現在すでに現行のNISAで230万円程度の商品を保有しています
ここから積立NISAに切り替えした場合、買付可能額はどうなるでしょう
どうやら切り替えしても非課税枠が合算されたり、減ったりすることはなく、
積立NISAの制度そのまま、年間40万円、最大20年間の投資枠が採用されるようです
4.切り替えた場合、それぞれの口座の保有商品はどうなるのか
金融庁のQ&Aに明確な答えがありました
Q.現在、NISA口座に一般のNISA勘定を設定して上場株式を購入していますが、来年から、つみたてNISA勘定への切り替えを予定しています。一般のNISA勘定からつみたてNISA勘定に切り替えを行う場合、過去に一般のNISA勘定で買付けた上場株式の配当金や売買益はどうなりますか?
A.一般のNISA勘定からつみたてNISA勘定への切り替えを行う場合でも、過去の一般のNISA勘定で購入した上場株式は、その非課税期間(一般のNISA勘定は、購入した年の1月1日から5年間)にその上場株式について支払われた配当金や売買益は非課税になります。
と、言うことはですよ
2018年までは一般NISAの利用を続けて、2019年から19年間積立NISAを利用すれば
・2018年の分がNISAで120万円
・2019年〜2037年の19年間分×40万円 = 760万円
計860万円分の非課税枠が使えるということですよね
ただこの場合、一般NISAで過去に買い付けた分は、5年経って時点で売却か一般口座へ移管しないといけないでしょう
積立NISAには今のところロールオーバー制度は無いようです
一般NISAは2014年から始まった制度なので、2019年で初めて5年間を超えた運用者が出て来る状況です
またそこで制度の更新などが行われる可能性があるでしょう
ひとまず私は非課税枠の金額を最大限にしておきたいと思うので、2018年は一般NISAを引き続き利用します
2019年に更にNISA制度、積立NSIA制度が拡大されることを期待しています